【アメリカの現地校】小学校のFund Raising(寄付金集め)イベント

2023/02/10

現地校のこと 子供のこと

子供達がアメリカの現地校(公立小学校)へ通い初めて4ヶ月が経ちました。

文化やカリキュラムの違いに戸惑うこともあるけれど、子供たちは、日本の学校より楽しいと言っています。

そんな現地校、日本との違いで一番戸惑っているのが、Fund Raisingのイベント。


Fund Raising = 資金調達

学校のFund Raisingイベントは、全て寄付金集め。


アメリカは寄付文化が根付いていて、学校でも寄付が盛んなのは知ってはいました。が、その金額が、思っていたよりだいぶ高額でビックリ😱

子供達が現地校に編入してから、2つのFund Raisingイベントがありました。1つ目はReadathon、2つ目はJogathonというイベントです。

スクールイベントで、「動詞+a-thon」というイベントは、募金活動のイベントのことが多いようです。


 Fund Raisingイベント その① Readathon

子供たちは、昨年10月6日(水)に現地校に編入しました。そして、その翌週が、いきなりFund Raisingイベントでした😑 (知っていたら、もう1週間編入を遅らせたかも。)

この時のイベントは、Readathonでした。

編入初日に、子供がもらってきたお知らせ↓


子供たちにとってのReadathon

子供たちにとっては、読書マラソンのこと。毎日読書をして、読書時間を記録し、合計時間を競いました。

また、子供たちの学校では、その1週間はドレスアップデーでもありました。

月曜 Book Character (本のキャラクターの仮装)

火曜 Silly Hair & Sock Day (変な髪型&靴下)

水曜 Mismatch Day (ミスマッチな格好)

木曜 Pajama Day (パジャマデー)

金曜 Spirit Wear Day (学校のTシャツを着る)

ドレスアップは、全員がしてくるわけではなく、半分くらいでした。パジャマと学校のTシャツを着ている子は多かったみたいです。

息子も娘も、恥ずかしいからと言って、何も着ませんでした。(一応、Silly Socksは週末に急いで購入したのですが…)


保護者にとってのReadathon

保護者にとっては、ただのお金を払うイベント。

Readathonというイベントについて調べると、子供が読んだ本の数や時間に応じて、寄付金を払うというのが一般的のようです。例えば、1冊5ドルで、自分の子供が20冊読んだら100ドル寄付する、というような感じ。

でも、子供たちが通っている学校では、子どもの読書量には関係なく、子ども一人につき、寄付金の目標額が$125でした👀


このイベントで集まったお金は、学校とPTAへ寄付され、PTA主催のイベントで使われる他、各クラスにも分配されるとのことでした。クラスに分配されたものは、クラスイベント等で先生が使うみたいです。

お知らせの手紙の他、PTAからもメールが届くし、クラスマム(各クラスのPTAの役員)からもメールが届いて、寄付をするようにというプレッシャーがかなりありました。

この時はまだ知り合いもいなくて聞くこともできなかったので、$125×2人分支払いました。



 Fund Raisingイベント その② Jogathon

こちらは、現在進行形で行われている、Jogathonというイベント。

子供たちがもらってきたお知らせ↓


子供たちにとってのJogathon

Jogathonは、マラソン大会というほどのものではなく、2月14日に、学年ごとに決まった距離を、クラスみんなでゆっくり走るというもののようです。

その他には、寄付金額に応じて、景品がもらえたり、クラスパーティーを開催できたりするみたいです。

保護者にとってのJogathon

こちらも、保護者にとっては、ただのお金を払うイベント。

学校によっては、子供たちが走る当日、応援に行くこともできるみたいですが、子供達の学校では、ボランティア以外は見学はなく、本当にただお金を払うだけ(多分)。

このイベントの、学校の目標寄付金額は、驚きの$189,139(=2450万円)

一人当たり、最低$400、できるだけ$800寄付してね、という雰囲気。


Readathonのお知らせに、「ReadathonはPTAの最大のファンドレーザーイベント」と書いてあり、それが一人$125だったので、それ以上の額を寄付するとは夢にも思っていなくて、ただビックリ。

今回は、知り合いもできたので、子供達の友達のママに聞いてみて分かったこと。

・Readathonは学校への寄付、Jogathonは学区への寄付。

・学区への寄付は、STEAM教育に使われるお金。(STEAM教育とは、Science、 Technology、 Engineering、Mathematicsを統合的に学習する「STEM教育」に、 さらにArtsを統合する教育手法である。Wikipediaより)

・年度はじめにも寄付金を募っていたらしく、ママ友は、「その時に$800ドル寄付したので、今回は寄付はしない」とのこと。


年間一人$800というのは、そこまで高いわけでもないのかもしれませんが、公立小学校なのに、普通に組み込まれているカリキュラムのために、寄付しないといけないのは、日本人の感覚では理解ができません。

でも、みんな払っているみたいなので、とりあえず一人$400寄付しました😞

我が家の学区が特別に寄付金額が高いみたいで、他の学区は、ここまで高いところはあまりないみたいです。


 寄付金の払い方

一昔前までは、恐らく小切手が使われていたと思いますが、今はオンラインで寄付をします。

Pledgstarという専用のサイトがあって、そこに登録して、クレジットクレジットカードで支払いました。もちろんスマホアプリもあります。

サイトにログインし、子供を登録し、さらに寄付をお願いする人を登録すると、子供の名前で寄付のお願いのメールが送信されます。私は、自分を登録しただけですが、アメリカでは、親戚や友達にも寄付のお願いをするのは普通のことなので、親が全てを寄付するわけではないようです。

↓こんなメールが届き、リンクから支払いができるようになっています。

このサイトでは、現在の寄付金額と、クラスごとの寄付金額も確認できます。


すでに$200,000近く寄付されています👀
Leader Boardがクラスごとの寄付金額のグラフ。現時点で、一番多いクラスは$11,500くらい、一番少ないクラスは$3000くらい。
面白いのは、下位の3クラスは全部6年生。もう卒業するから、寄付しないということでしょうか?



ママ友曰く、この他にはもう寄付集めはないとのこと。きっと、何年過ごしても慣れないであろうこの寄付文化。来年度は、一人$800+$125の寄付金を覚悟しておきます😣


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