CAASPP
カリフォルニ州の統一テストはCAASPP(California Assessment of Student Performance and Progress)という名前で、Grade3-12が対象。
アメリカでは、小学校1年から高校3年までの12年間がGrade1〜12にあたります。これに、年長のKindergartenを加えたK〜12の13年間が義務教育です。
学校ランキングは、公立、私立、チャータースクール(特別認可を受けて運営されている学校)混ぜてのランキング。Great Schoolというサイトで、誰でもみることができます。公立小学校も対象で、学校のランクが高ければその地域は人気が出るので、不動産価格も上がります。(サンディエゴの小学校のランキングはこちら。)
・英語 ELA(English Language Art):Grade3-8,11
・算数:Grade3-8,11
・理科:Grade5,8,10-12の間に1回
・(スペイン語):一部の子が対象
試験期間
子供達の学校では、5月の1〜3週目が試験期間でした(各教科1週間ずつ)。実施のタイミングは、学区や学校で決められるようです。
↓娘がもらってきたテストのお知らせ。

テスト中にミントを食べてもいいなんて、ビックリ👀 みんな持ってきていたようで、娘には「ミントを買って」とせがまれましたが、買い物の時にはすっかり忘れて、結局買わずじまいでした😅
以下、CAASPPについて、子供やママ友から聞いたこと。(間違っている可能性あり)
① テストはパソコンで受ける
② 疲れたらテストをやめていい(=一人一人のテストを受ける長さが異なる)
③ テストの問題は全員同じというわけではないらしい
④ 在米期間が1年未満の英語学習者はテストは免除される
息子と娘は、在米期間が1年未満の英語学習者。英語のテストは免除され、算数は二人とも、息子は理科も受けました。
ママ友が言うには、「アジア人は算数ができる子が多くて平均点が上がるから、在米期間が1年未満でも算数は受けさせられる」とのことですが、真偽のほどは不明です。
算数はともかく、息子は理科は全然分からなかったと言っていたので、平均点を下げる可能性大💧
結果は、新学期が始まる前に、保護者用のWebサイトで確認できるようです。
ELPAC
ELPAC(English Language Proficiency Assessments for California)は、第一言語が英語以外のK-12の全員が対象の英語のテストで、2種類あります。
Initial ELPAC
ELPACは通常年に一回受けるものですが(たぶん)、渡米直後の子の英語力を測るために、Initial ELPACがあります。
子供たちは、現地校に編入して、1週目か2週目にテストを受けたと言っていました。このテストもパソコンで受けます。
Initail ELPACの結果で、以下の3つのレベルに分けられます。
・Initial Fluent English Proficient Level
・Intermediate English Level
・Novice English Learner Level

保護者用のWebサイトでテストのレポートを見ることができ、子供たちは、もちろん一番下のNovice English Learner Levelでした😅 (息子はNovice English Learnerの上の方、娘は真ん中より下あたり)
私が調べた限りでは、このテストはGrade3-5は全く同じテスト。ELPACのサイトに練習問題が公開されているので見てみたら、Grade3(日本では当時小2)の娘にとっては、言語に関係なく難しい内容でした。なので、娘の方が点数が低いのは当然の結果。
ELPACのWebサイトで統計を見ることができ、試しに2021-2022年度Grade5の結果を見てみたら、71%の子は一番下のレベルでした。
通常は、このテストの結果をもとに、ESL(English as a Second Language)のクラスに振り分けられるのかと思われます。が、我が家の学区の小学校にはESLがないため、子供たちは他の子が授業を受けている間、パソコンを使って何かやっていたようです。
Summative ELPAC
Summative ELPACは、年に一度春ごろに行われます。
Initial ELPACとは、問題も結果のレポートも違っており、結果はレベル1〜4の4段階評価。
・Level4 Well Developed
・Level3 Moderately Developed
・Level2 Somewhat Developed
・Level1 Beginning to Develop

子供達の結果は、息子はなんとLevel3👏、娘はLevel2でした。
このテストもGrade3-5は全く同じテストなので、小5の息子の方が有利なテスト(学年が下がるほど、低い点数で高いレベルになるが、そこまで大きな差はなさそう)。プラス、娘の友達はアジア人が多く、息子はネイティブスピーカーの友達ともよく遊んでいるのも、習熟度の差につながっているのかと思われます。(女の子の方が小さい頃にグループが形成されるようで、男の子ほどわけへだてなく、という感じではなさそうです。)
2022-2023年度の統計はまだ出ていないので、参考までに2021-2022年度の統計を見てみました。Grade5の渡米後1年未満の子の場合、Level3と4を合わせても11%しかいないので、息子はなかなか頑張ったのではないかと思います。

こちらは2021-2022年度のGrade3の渡米後1年未満の子の結果。Leve2でも上の30%には入っているので、娘も頑張りました👏

ママ友の情報によると、我が家の学区は、小学校はESLはないけれど、ミドルスクール(Grade7-8)にはESLのクラスがあるらしく、息子は来年のうちにELPACでレベル4を取らないと、ミドルスクールでESLの授業を受けることになるそうです。そうなると、サイエンスや他の教科を選択できなくなる可能性がある、とのこと。
高校、大学までアメリカにいるのであれば、できるだけ早くレベル4になった方が良さそうですが、そうではない場合は、むしろESLの方が苦労が少ないかもしれません。
ELPACはGrade6-8が共通のテストなので、来年息子がレベル4を取るのは難しそう…。まあ、なるようにしかならないので、できる範囲で頑張ってほしいと思います。
高校、大学までアメリカにいるのであれば、できるだけ早くレベル4になった方が良さそうですが、そうではない場合は、むしろESLの方が苦労が少ないかもしれません。
ELPACはGrade6-8が共通のテストなので、来年息子がレベル4を取るのは難しそう…。まあ、なるようにしかならないので、できる範囲で頑張ってほしいと思います。
以上、カリフォルニア州のテストについての記録でした。

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