【アメリカの現地校】Middle Schoolの入学手続き

2024/05/10

現地校のこと 子供のこと

早いもので、子供達が通っている現地校はあと3週間で年度末。Grade6の息子は小学校を卒業し、8月からMiddle School(中学校)に通い始めます。

アメリカは高校まで義務教育なので、誰でも学区の公立中学へ通うことができます。ただし、入学するためには指定された期間に入学手続きを行わないといけません。

また、なぜか子供達が通っている小学校の子は95%くらいの子が隣の中学校へ越境入学するのが慣例となっていて、息子も「みんなが行くから僕も」と越境することにしたので、越境申請をしないといけませんでした。

そして、無事越境申請が受理されて中学校が決まると、履修科目の登録がありました。

娘がアメリカの中学校に入学するまでアメリカにいる可能性はそんなに高くないと思っていますが、備忘録のために、何をやったか記録しておきます。


  1. 学区の中学校への入学手続き

1月中旬に、学区から中学校入学手続きの案内が手紙で届きました。

その手紙に書いていあったタイムライン。
1/16 〜 2/9 オンライン入学手続き
2/12 〜 2/26 越境申請

入学手続きは、渡米後の小学校の編入手続きと似たような感じでした。

必要書類は、親子の身分証明書のコピー、居住証明2種類、予防接種記録。あとは、申請サイトにあった書類5枚ほどに記入&サインしてアップロードできるように準備。

書類の準備とオンラインでの手続きで合計1時間以上かかりました💦 途中までやって保存しておけるので、私は2日分けてやりました。

オンライン申請してしばらくすると、中学校の担当者から個別にメールが来て、追加書類の提出と質問がありました。

追加書類:出生&アメリカ入国の情報
追加質問:どこのKindergartenへ行ったか(アメリカは年長にあたるKindergartenから義務教育なので、私が小1からの情報しか入力していなかったため聞かれたようです。)


  2. 越境申請

学区内で越境する子はたくさんいるようで、親切にも「越境申請は2/12 〜 2/26ですよ」というリマインダーのメールが何回か届きました。

越境申請には、越境を希望する理由を書かないといけなくて、ママ友には「何か適当に書けばいいのよ」と言われましたが、何を書けばいいか悩みました😕

結局正直に、「息子は2022年に日本からアメリカに来て今の学校に少しずつ慣れて友達もできたところ。中学入学は大きな環境の変化なので、友達と一緒の学校に行きたがっている。ほとんどの友達が越境希望なので、私は息子の越境を希望する。」というようなことを書きました。

2月中旬に越境申請を提出し、3月1日に受理の連絡が来ました🙌

越境申請から受理までの間に、中学校のオンライン説明会があったのですが、その説明会は越境前の学校のものにしか参加できませんでした。同じ学区でほとんど同じシステムなのだとは思いますが、越境する子が多いとわかっているのだから、もう少し融通を聞かせて実際に通う学校の説明会に参加したかったです。


  3. 履修科目の登録

アメリカの中学校は、公立であっても、レベル分けと選択科目があります。

州や学区によって多少違いはあるかもしれませんが、息子が行く中学校では、英語、数学、歴史、サイエンス、体育の5教科が必修で、英語と数学はレベル分けがあります。

また、通年の選択科目が1つあります。


英語と数学は、Honorsが難しいクラス。数学は試験があり、クラス分けの判断材料になります。また、希望すれば別の試験を受けてGrade7の数学をスキップして、Grade8の数学を履修することもできます。

選択科目は、音楽やアートの他に、リーダーシップ、イヤーアルバム(卒業アルバム委員のようなもの)など、これも単位がもらえるんだ、というようなものもあります。選択科目は1〜3位まで選んで、Grade8の子を優先して学校側で決めます。基本好きなものを選べますが、英語学習者は自動的に英語のクラスに振り分けられます。

体育は必修ですが、プロを目指しているような子向けに、体育の時間に学校外で何かのスポーツの個人レッスンを受けて、単位として認めてもらうことができるようです。さすがアメリカという感じ🇺🇸 あと、ママ友に聞いた話ですが、同じ学区の海沿いにある中学校では体育の授業にサーフィンがあるそうです。さすがカリフォルニアという感じ🏄

息子の履修科目

英語:もちろん普通のクラス。クラスの説明に授業で読む予定の本が2つ書いてあったので、日本語版を購入し、先日姉に持ってきてもらいました。

数学:Honorsを選択し、試験の結果もHonors推奨でした。
息子の友達は、Grade8の数学の試験を受けてパスした子がたくさんいるらしく、息子も試験を受けたかったみたいです。私は、他の教科できっと苦労をするから、数学はGrade7で楽にいい成績を取れた方がいいと考えて、あえてGrade8の数学は申し込みませんでした。一応8月に編入者向けの再試験があるそうなので、息子がGrade8の数学にチャレンジしたいなら、その時に申し込もうと思います、

選択科目: ELD (English Language Development)
息子は英語学習者なので自動的にELDのクラスに決まりました。ただ、履修科目の登録時には、選択科目を選ばないといけなくて、息子の希望は1. Spanish 2. STEAM 3. Guitarでした。
息子は「3番目はYear Albumがいい」と言っていましたが、Year Albumは別途申請をしないといけなくて、私が「どうせ英語になるんだから面倒な申請をしたくない」と言って、嫌々ギターを選び「もしギターになったら怒るからね」と言っていました。なので、「英語になったよ」と伝えたときは、「よかった」と喜んでいました。


まだ何も始まっていませんが、英語と数学がレベル分けされるのは、子供にとってはいいのではないかと思います。なんでも平等がいいわけではないなぁと、アメリカのやり方を見ると思います。一方で、日本の学校は音楽、美術、技術家庭などあるけれど、アメリカは選択しないと学べません。今後息子はアート系の授業を受けることがないかもしれない、と思うとちょっと勿体無いような気がします。





以上、Middle Schoolの入学手続きについてでした。


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