9泊10日アメリカ&カナダの氷河系国立公園巡り① 計画&準備編

2024/07/30

2024年 7月氷河系国立公園巡り 旅行

2024年の夏休み旅行第3弾は、アメリカとカナダの氷河系国立公園を巡る旅でした。


前回の記事にもちょろっと書きましたが、この旅行では大小ハプニングがあり、人生で一番大変な旅行になりました💦 プラン通りには行かなかったけれど、旅行を終えて、プラン自体は素晴らしかったと自画自賛しています😎

ということで、その素晴らしいプランの計画&準備編から。



この旅行も飛行機とレンタカーの旅。飛行機でサンディエゴからシアトルへ移動し、レンタカーで7つの国立公園を周り、帰りはモンタナ州のカリスペルから飛行機でサンディエゴに帰るプラン。


旅のスケジュール

 日付主な行き先 宿泊地
7/19
 金
✈️サンディエゴ→シアトル
シアトル
(アメリカ)
7/20
 土
マウント・レーニア国立公園マリスビル
(アメリカ)
7/21
 日
ノース・カスケード国立公園
スポッテッド・レイク
メリット
(カナダ)
7/22
 月
マウント・ロブソン
ジャスパー国立公園
ジャスパー
(カナダ)
7/23
 火
ジャスパー国立公園
・コロンビア大氷原
ヨーホー国立公園
バンフ国立公園
レイク・ルイーズ
(カナダ)
7/24
 水
バンフ国立公園
・レイク・ルイーズ
・モレーン・レイク
バンフ
(カナダ)
7/25
 木
カルガリー
ウォータートン国立公園
ウォータートン国立公園内
(カナダ)
7/26
 金
ウォータートン国立公園
グレイシャー国立公園
・メニーグレイシャー
・セントメリー
グレイシャー国立公園内
(アメリカ)
7/27
 土
グレイシャー国立公園グレイシャー国立公園内
(アメリカ)
7/28
 日
グレイシャー国立公園
✈️カルスペル→サンディエゴ



旅のハイライト

この旅行のハイライトは7つの国立公園(私が行きたい順)。

❶ バンフ国立公園(カナダ)
❷ ジャスパー国立公園(カナダ)
❸ グレイシャー国立公園(アメリカ)
❹ マウント・レーニア国立公園(アメリカ)
❺ ノース・カスケード国立公園
(アメリカ)
❻ ウォータートン国立公園(カナダ)
❼ ヨーホー国立公園(カナダ)

本当は3回の旅行に分けてもいいくらいだと思いますが、アメリカ駐在期間が限られているため、広く浅く回ることにしました。


行き先を決めるまで

この旅行の計画を立てたのは今年の1月。

もともと今年の夏は6月に2回の旅行を計画していましたが、夫の仕事の都合で1つをキャンセルすることになり、代わりに7月に旅行することにしました。

その時点で考えていたアメリカ滞在中の旅行計画では、夏に行きたいところは、カナダのバンフ&ジャスパー、ザイオン&ブライスキャニオン、ロッキーマウンテン国立公園、アラスカの4つ。

手軽さからザイオン&ブライスキャニオンを考えましたが、7月は雨が多くて暑そうなのでできたら6月に行きたい。ロッキーマウンテンも行ってみたいけれど、優先順位は4つの候補の中では1番下。アラスカはなんとなく今年じゃない。ということでバンフ&ジャスパーを調べ始めました。

バンフ&ジャスパーへ行く時には、一緒にアメリカのグレイシャー国立公園にも行きたいと思っていたので経路をチェック。国をまたいだレンタカーの乗り捨てはすごく高い、というか、できる会社がほとんどないので、カルガリーを拠点にして行ったり来たりすることになり、ちょっともったいない。

「だったらアメリカからスタートしてアメリカで終わるのがいいのでは?」と思い、起点にできる場所を探したら、「シアトルが良さそう!」となり、アメリカとカナダの氷河系国立公園を周ることにしました。

シアトルからスタートにした理由は、レンタカーが同じ乗り捨てでもシアトル→カリスペルの方が安かったのと、飛行機がシアトル便はたくさんあるので金曜日の夜にシアトルまで移動できるから。

ちなみに、ブログを書くにあたって調べてみたら、カルガリーを拠点に周るルートAと、シアトル起点グレイシャー終点の我が家が旅したルートBでは、Aが1400マイル、Bが1320マイルでBの方が走行距離が短いことがわかりました。(かかる時間は全然違うけど…。)
ルートA:カルガリー→ジャスパー→グレイシャー→カルガリー
ルートB:シアトル→マウントレーニア→ジャスパー→グレイシャー

ちなみに、ちなみに、2023年末のカリフォルニア縦断旅行の走行距離が1400マイルだったので、同じくらいの移動距離。地図だとカナダが大きく表示されているから移動距離がすごく長そうに見えるけど、すでに経験したことのある距離と思うと、ちょっとは気が楽になりました☺


国立公園の予約

オーバーツーリズムの問題はどこの国でもあるようで、アメリカとカナダの国立公園は、徐々に予約制が拡大しています。

以下が今回の旅行で事前に予約が必要だったところ。

1. グレイシャー国立公園のメニーグレイシャーとGTTS Road
2. バンフ国立公園のレイクルイーズ&モレーンレイクのバス
3. マウントレーニア国立公園のパラダイス&サンライズ
4. カナダの国立公園の入園パス
5. ジャスパー国立公園のコロンビア大氷原ツアー

今までの旅行先と比べると日本語の情報がかなり少ない上に、今年導入されたり変更になったりした予約システムもあり、これらの予約が今回の旅行計画の中で一番苦労しました。


1. グレイシャー国立公園のメニーグレイシャー&GTTS Road

前年も予約は必要でしたが、2024年は少し変更があったみたいです。2024年は、(1)西側からGTTS Roadに入る場合、(2)ノースフォーク、(3)メニーグレーシャー、の3つが予約制。(詳しくはNPSのHPRecreation.gov参照)

我が家は(1)と(3)の予約をしたのですが、予約は120日前のマウンテンタイムの午前8時からで、(3)はドジャースホーム開幕戦へ行った日、(1)は春休みの旅行初日でちょうど飛行機に乗る時が予約開始時間で、(1)の方はなかなか緊張感がありました。


2. バンフ国立公園のレイクルイーズ&モレーンレイクのバス

バンフのレイクルイーズとモレーンレイクは、カナダの国立公園の中でおそらく一番人気の場所。

レイクルーイズには駐車場がありますが、モレーンレイクは何らかのバスを予約していないと絶対に行くことができません。(A)レイクルイーズ近くのスキー場のゴンドラ乗り場から出ているシャトルバス、(B)フェアモントレイクルイーズの宿泊者専用バス(超高級ホテルで1泊CAD1000以上)、(C)バンフ市内から出ているバスツアー、などのオプションがあります。

我が家は車があるので(A)のシャトルバスを利用することにしました。Parks Canada Reservationsからの予約で、こちらは夏の全日程の予約が4/18のマウンテンタイムの午前8時からでした。

4/18は平日で義父母が日本から遊びに来てくれていた期間。お弁当と朝食を準備して、7時少し前からスタンバイ。無事希望の日時のチケットを購入できました!


3. マウントレーニア国立公園のパラダイス(&サンライズ)

マウントレーニアは今年(2024年)から予約制になりました。旅行を計画した時には全然知らなくて、旅行の1週間前に今年旅行した人のブログを読んで知り、めちゃくちゃ焦りました。

予約が必要なのは、午前7時〜午後3時にパラダイスエリアとサンライズエリアのゲートを通る場合で、どちらも2時間刻みのタイムドエントリー方式。1日のうちに2つのエリアへ行きたい場合は別々の予約が必要です。(詳しくはNPSのHPRecreation.gov参照)

気がついた時には90日前の販売分は完売でしたが、前日にも販売されることが分かり一安心。でも、問題も発覚。前日の販売はパシフィックタイムの午後7時で、ちょうど飛行機に乗るタイミング。これを逃したらマウントレーニアのメインエリアへ行けなくなってしまうので、夫と二人体制で挑むことにし、予行練習もしました。

予行練習では問題なく購入できそうでしたが、我が家が購入したかったのは超繁忙期の土曜日のチケット。発売開始時間にアクセスしたのですが、チケットの選択まではできるのに、その先に進めず、どんどん残りのチケット数が減っていき、パラダイスもサンライズもどちらのチケットも購入できないという結果に。絶望😱

チケット無しでもアクセスできる場所もあるので、そこで3時まで時間を潰し、3時以降にパラダイスかサンライズのどちらかへ行くというプランに変更せざるを得ませんでした😭


4. カナダの国立公園の入園パス

アメリカの国立公園は年間パス(今年は小4が無料でもらえるEvery Kid Outdoor)を持っていますが、カナダの国立公園は今回が初めてで、入園パスが必要。

現地購入もできますが、オンラインで購入しておくとゲートで優先レーンを通れるらしいので、旅行の2週間前にオンラインで購入。Banff and Lake Louise Tourismから購入しました。このサイトには書かれていませんが(多分)、Parks Candaによると、デーパスはバンフ、ジャスパー他計7つの国立公園共通なので、4日間のパスを購入しました。


5. ジャスパー国立公園のコロンビア大氷原ツアー

ジャスパーといえばコロンビア大氷原のツアー。この予約は特に難しくなく、ツアー会社のHPから購入するだけ。旅行1週間前でもまだ予約できそうでした。

このツアーは10時台のツアーだと子供が無料になるので、10時台のツアーを予約して、それに合わせて旅行のスケジュールを考えました。(子供は1人72カナダドル)


ホテルの予約

ホテルは全日程分を半年前に予約し、旅行の直前にいくつか変更しました。

ホテルの予約で一番苦労したのがグレイシャー国立公園のホテル。半年前には国立公園内のホテルには空きがなく、それからほぼ毎日キャンセルが出ていないかチェック。旅行1ヶ月前に7/26のRising Sun Motor Innは予約でき、7/27のVillage Inn at Apgarは仮で押さえていたホテルのキャンセル料が発生する前日にギリギリで予約できました🙌

日付  場所 ホテル価格 
7/19 シアトルHilton Seattle Airport & Conference Center$315くらい
(ポイント払い)
7/20マリスヴィルBest Western Plus Arlington/Marysville$250くらい
(ANAマイル払い)
7/21メリットMountainView Hotel Merritt$135
7/22
ジャスパーChateau Jasper$360
7/23レイクルイーズMountaineer Lodge$315
7/24バンフBanff Inn$305
7/25ウォータートンBayshore Inn & Spa$325
7/26グレイシャー国立公園内
Rising Sun Motor Inn$274
7/27グレイシャー国立公園内Village Inn at Apgar$375

7/22〜27の6日間は全て国立公園内のホテルで高額😣 ポイント利用を除いたホテル代の合計金額は、イエローストーン旅行とほぼ同額でした。


荷物の準備

今回の旅行の荷物は、1ヶ月前のイエローストーン旅行の荷物とほぼ同じだったので、何を持っていくか一から考える必要がなく楽でした。

今回一つだけ購入したのが、子供達のトレッキングシューズ。氷河の上を歩くのと、雪が残っている可能性があったので、普通の運動靴だと濡れたり滑ったりしそうなので、直前にアウトレットに買いに行きました。

出発の5日前に購入したのでほとんど履き慣らす時間がなく心配でしたが、旅行中痛がることはなかったのでよかったです。




以上、旅行の計画&準備編でした。

実際の旅行はプラン通りには行かず、途中大幅な変更を余儀なくされました。

今日からお友達が遊びに来てくれるので、つづきは来週になります。


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