【アメリカの現地校】小学校の宿題 (編入後2ヶ月)

2022/12/09

現地校のこと 子供のこと 勉強

子供達が現地校へ編入して2ヶ月ちょっと経ちました。(10月6日に編入し、感謝祭のお休みが1週間あったので、学校へ通ったのは8週間。)


今日は現地校の宿題についての記録です。


子供達が通っている学校では、ESL(English Second Language)のような、英語を学んでいる子のためクラスはありません(たぶん)。

クラスの子達と一緒に授業を受け、Google翻訳を使ったり、学習の内容によっては別の課題を与えられたりしているようです。


宿題は、子供達のレベルに合わせて他の子たちより少なめで、多少時間はかかるものの、なんとかこなせる分量で、親子で毎日頑張ってやっています。

宿題の出され方は先生によって全然違うので、見ている分には面白いです。


5年生の息子の場合(日本でも5年生)

宿題は月曜日〜木曜日まで、毎日算数のプリントが1枚あり(他の子はリーディングなど別の宿題もある)、翌日提出します。金曜日は宿題はありません。

「日本人にとってアメリカの算数は簡単」という話も聞きますが、息子の算数の宿題は日本人には難しいです。計算問題なら簡単なのですが、文章題が多く、算数用語を知らないので、最初はかなり苦労しました。

特に戸惑ったのが、毎回必ずある、「問題を解いて説明をしなさい」というタイプの問題。

例) マックスは、10個のアップルパイを、6人のクラスメイトに平等に分けます。一人どれだけもらえますか?問題を解いて、説明を書きなさい。(下の写真左側)


簡単すぎて、一体何を説明すればいいのか分からず、最初の頃は説明は書かないで提出していました。

ある日、放課後よく遊ぶ友達と一緒に宿題をやる機会があったので、説明にどんなことを書いているのか見せてもらいました。その友達は、上記の問題だったとしたら、

"I divided 10 by 6 because there are 10 apple pies and need to share equally with 6 classmates." (アップルパイが10個あって6人で平等に分けるから、10を6で割った。)

というようなことを書いていたので、以降はそれを参考に、毎回悩みながら書いています。↓のような感じ。
 

宿題の丸つけは自分でするらしく(自分で☆を書く)、説明も直されないので、合っているのかどうかよく分かりません。

先月の個人面談の時に先生に聞いてみたら、「問題を解くために、どういう戦略(掛け算や割り算)を使って、なぜその戦略を使ったかを書けばいい」と言われたので、多分説明の仕方の方向性は合っていると思われます。


算数用語は、調べれば大体のことは分かりますが、たまによく分からないものもあります。例えば、下の写真5番のような表現。
5.  800,000 is 1/10 as much as ________?


答えは80,000か8,000,000なのだろうけど、どっちかよく分からず、息子は何も書かずに提出したようです。答えは8,000,000。


宿題はいつも同じようなフォーマットのプリントですが、学校では計算問題もやっているようです。上の方に書いてある「Secure+」は、先生がつけた成績。( Secure+はB+のような感じ。) 


息子の宿題は、算数のプリント以外には、今のところ20分の読書があります。学校でもらった連絡帳のようなノートに、その日の宿題を書いて持ち帰り、親がサインをします。

読書は何を読んでもいいそうで、難しければ日本語でもOKみたいな感じで適当です。

息子は、とりあえずは算数をがんばりたいようで、日本から持ってきた↓の本を週に3回くらい音読しています。

左の本(英語対訳で読む算数〜)は、日本で習うやり方が書いてあり、

右の本(アメリカの小学生が学ぶ〜)は、アメリカで習うやり方が書いてあります。

「英語対訳で読む」の方はシリーズでたくさんあって、算数と理科の用語は親もよく分からないので、アメリカで役立ちそうだと思い日本から持ってきました。

「アメリカの教科者で学ぶ」の方は、もう一冊アメリカの歴史オンリーのバージョンがあり、それは私が渡米前に読んでアメリカ史を学びました。小学生向けの内容なので分かりやすくてよかったです。今後子供達もアメリカ史を学ぶと思うので、日本語で読んでおくと、英語が分からなくてもなんとなく授業についていけるのではないかと思っています。


3年生の娘の場合(日本では2年生)

息子は1日分ずつ宿題が出されますが、娘は月曜日に1週間分の宿題が出されて、金曜日に提出します。娘も金曜日は宿題はありません。

連絡帳みたいなものはなく、宿題のフォルダーがあります。


宿題の一覧があり、その中の6割くらいを選んでやっていく方式。「娘は無理しなくて大丈夫」と言われているそうで、できそうなものを選んでやっています。


算数は比較的簡単。

Writingは下の写真のような簡単ものもありますが、Poemを書くとか、ミステリーを書く、などレベルの高いものもあります。Poemは頑張って作ったけど、ミステリーは無理(笑)

Readingは、20分読書のほかに、Writingと合わせて1,2ページの文を読んで質問に答えるというタイプもあります。

娘の宿題の方が全部の分野をカバーしてくれているので、どういうことを学んでいるか分かりやすいです。

アメリカの学校は、教科書は個人の持ち物ではなく、学校の物で、子供達の学校では普段持ち帰ることはありません。でも、個人面談で、娘の先生が「年度末まで持っていていいから、家で使ってね。」と教科書を貸してくれました。


平日の夜3回くらい読むようにしていて、1ページは娘が音読、数ページ私が読み聞かせをし、授業の内容が分かるように適当に日本語で説明。3年生、けっこう難しい単語も出てきます。3年生で英検3級〜準2級レベルくらい?娘は読むことはできるけれど、意味はほぼ分かっていません。


息子と娘共通の任意の宿題

上記以外に、学校でもやっているオンライン学習ツールで、タイピングの練習や、算数のゲームなどをやることもあります。

英語ができない子は、しばらくの期間チューター(家庭教師)をつける子も多いようですが、今ところは宿題は私が手伝ってなんとかできているし、放課後友達と遊ぶことも多く英語を使う機会もあるので、チューターは必要ないかなと思っています。

できたら単語を覚える努力はさせたいところですが、補修校の宿題もあって、今はやることを増やすと子供達のストレスがもっとたまってしまうので、このまま様子を見ようと思います。



以上、子供達の現地校の宿題についてでした。

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