アメリカで歯医者 定期検診編

2023/01/20

医療のこと

今回のアメリカ赴任が決まって、1番憂鬱だったことはアメリカでの運転免許の取得。そして、2番目が病院、3番目が歯医者でした。


歯医者は、虫歯がなければ大人は行かなくてもどうにかなるかもしれませんが、子供は年1回の病院での健康診断と、年2回の歯の定期検診が推奨されていて、健康診断で歯の健診を受けたか確認されます。

我が家は、日本では4ヶ月に一度近所の歯医者さんへ通っていて、最後に行ったのが6月でした。なので、去年の年末に、そろそろ行かないといけないなぁと思い、重い腰をあげました。


 歯医者選び

アメリカで病院や歯医者を受診する際は、自分の保険のネットワーク内の病院やクリニックから選びます。ネットワーク外でも受診はできますが、保険のカバー率が違って高額になります。

また、アメリカの保険は、医療、歯科、眼科が分かれているので、自分で保険を選ぶ場合は注意しないといけません。我が家は、夫の会社で保険に入っており、3つともカバーされているものでした。ただ、プランはそんなに手厚いものではないみたいです😩

歯科の保険に加入していれば、年2回の定期検診が無料で受けられるものが多いようで、我が家も歯科検診は無料です🙌


歯医者の選び方は、知り合いがいれば教えてもらうのがベストですが、我が家はいまだに日本人の知り合いはゼロ。補修校には通っていますが、送迎だけなので知り合いになる機会はありません。知り合ったとしても、近所ではないのであまり参考にはならないと思われます。

ネットで調べると、日系の歯医者さんもありますが、我が家からは少し遠いので却下。

子供の友達のママ(韓国人)に聞いてみたら、家から車で20分くらいの韓国系の所へ行っているとのことでした。

仕方がないので、ネットワーク内の中で、家から近い歯医者の口コミを確認し、良さそうと思った歯医者さんを選びました。



歯医者を選んだら、子供達の検診を先にするか、私の検診を先にするか。自分が行くのは不安だったので、歯のトラブルが少ないであろう子供達に先に行ってもらうことにしました(笑) 


我が家の歯医者さんは、歯医者やメディカルクリニックがいくつか入った建物にあり、入口は会議室のような扉でした。



 息子の健診

子供の検診は30分ずつで、息子の予約が先でした。


診察室には私も一緒に行くのかと思っていましたが、私は問診票(オンライン)に入力しないといけなくて、息子一人でいきました。

問診票は、事前にメールで送ると言われていましたが、送られてこなくて、当日2人分入力しました。けっこう面倒で、息子の検診の間中かかりました。

30分後、検診が終わった息子が戻ってきて娘と交代。


すぐに先生もやってきて、息子の歯の状態を説明してくれました。

先生によると、息子はディープバイト(過蓋咬合(かがいこうごう))なので、歯列矯正しないといけない。今すぐ始めたほうがいい、とのことでした。


息子は、日本でも何度か矯正専門の歯医者さんに診てもらったことがあり、日本の先生にも、息子は出っ歯(さんまさんのような出っ歯ではなく、前歯全体が前に出ている出っ歯)で、いつかは絶対に歯列矯正をしないといけない、と言われていました。

アメリカの先生にも同じことを言われただけなので、想定内でした。


先生の説明の後、保険担当の人から費用について説明があり、時間をかけて検討してください、と言われました。費用について書かれた詳細ももらいました。検診は、保険無しだと$166のようです。


アメリカの歯医者で検診を受けると、歯ブラシなどのサンプルをもらえるところが多いみたいで、息子は大人用のセットをもらってきました。


 娘の健診

息子の状態について先生と話している間に娘が呼ばれたので、娘も一人で診察室へ。


待っている間に、息子に「この歯医者さんどう?」と聞いたら、「日本の方がいいところもあれば、こっちの方がいいところもある。フッ素は1分(日本は4分)だった。悪くはない。」とのことで、その場で私の検診の予約をしました。

娘を待っている間に、今度は自分の分の問診票も入力。あっという間娘が戻ってきました。


すぐに同じ先生がきて、虫歯が2本あるので治療が必要。娘も息子と同じように歯列矯正がもしかしたら必要になるかもしれないけど、まだ小さいので様子を見ましょう、とのことでした。


娘の虫歯に関しては、数年前にできた虫歯で、歯の隅っこの虫歯のため、治しても詰めものがすぐに取れてしまい、痛みがなければ抜けるまでそのままにしておきましょう、と言われていた歯でした。

なので、こちらも想定内。

(娘の乳歯は虫歯になりやすい性質らしく、検診には通っていましたが、数年前に一気に何個もできたしまった時期がありました。その後はすご〜く気をつけていて、新しい虫歯はできていません。早く虫歯の乳歯が抜けてほしいです。)


先生から話を聞いたあと、また保険担当の人が来て、娘の治療費について説明をしてくれました。自己負担額は300ドル😵 これは想定外!我が家の保険プランでは、普通の虫歯治療は8割負担??高すぎます😭

様子見していた歯に300ドルは出せないと思い、日本でのいきさつを説明すると、先生に確認してくれ、「治療するかしないかはあなた次第。様子見してもいいけど、半年後に必ず検診に来ること、痛みがあればすぐに来ること、しっかり歯磨きをすること。まだしばらく永久歯は生えてこなさそう。」と言われました。

と言うことで、治療せず様子見にしました。


娘は、息子がもらったサンプルセットはもらえませんでした。


 私の健診

子供達の検診の2日後の午前中、1人で検診へ行きました。待ち時間はほとんどなく、スタッフに案内されて診察台へ。

まずはレントゲン撮影。日本の歯医者の場合、レントゲン室に入って、顔の周りをカメラが移動して、一回で歯全体のレントゲン撮影が完了すると思います。アメリカでは、診察台に座ったまま、防護用の重いエプロンをかけられ、レントゲンを撮影しました。全体を一度に撮るのではなく、数本ずつ合計18枚も撮影しました。

そして、普通の顔写真、噛み合わせの写真、歯の見た目の写真をスマホで撮影。


レントゲンと写真撮影のあとは、先生が来て歯の状態のチェック。

日本では歯周ポケットの深さの測定は歯科衛生士さんがやっていましたが、アメリカでは先生がやりました。日本と比べて、チクチク刺される回数が断然多く、あとで調べてみると、測定方法には1点法、4点法、6点法があり、歯医者さんによって測定方法は違うようです。私は日本では1点法しか経験したことがなく、今回アメリカで行った歯医者は4点法と言っていました。


一通りチェックを受けたあと、先生がその場で歯の状態について説明をしてくれました。

結果を書く前に言い訳。私は日本では4ヶ月に一度検診へ行き、様子見の歯が一本あるくらいで、毎回きれいに磨けていると言われ、歯石はほとんどないのでクリーニング時間は短く、歯周ポケットも3mm以内で問題ないと言われていました。最後の検診からは6ヶ月開いていますが、そんなにすぐに状態が変わるとは思えません。


ところが、アメリカの先生には「虫歯が5本あります。歯周ポケットは奥歯に4mmと5mmがたくさんあって、歯茎のディープクリーニングが必要。ディープバイトと言われたことはある?歯列矯正をした方がいい。」と言われました。トリプルどころではないパンチ🤜🤜🤜😱🤛🤛🤛

虫歯については、3本は治療した歯の被せ物の中が虫歯になっていて、2本は隣同士の歯の間のところ(これが日本で様子見だったと思われる)。これは冷静になれば受け入れられました。

歯周ポケットに関しては、日本より刺す回数が多く、場所も違うかもしれないので、日本にいた時からずっと同じ状況だったのかもしれません。とにかくショックが大きかったです。4、5mmならまだクリーニングで対処できる、6、7mmだと手術が必要と言われました。

ディープバイトについては、私は、子供の頃歯列矯正をしており歯並びはきれいで、噛み合わせも矯正前と比べてかなり良くなったと思っていたので、今になって矯正するよう言われるとは夢にも思っていませんでした。私は息子ほどはひどくないから、期間は短くてすむそう。


先生の説明の後、保険担当の人から費用について説明を受けました。処置を受けるかどうかは、全て「Up to you (あなた次第)」


歯茎のディープクリーニングは、麻酔をするため、左右別の日にやるそうで、1回目をこの日にやることもできるし、とりあえず定期検診の無料のクリーニングをやって、後日改めてやってもいいとのこと。歯茎のディープクリーニングの自己負担額は合計$445。

放っておいて後々酷いことになるのは嫌なので、この日、左側の歯茎のディープクリーニングを受けました😬 私の治療に関しては、長くなるので別の記事で書きたいと思います。


ディープクリーニングを受けて、最後にサンプルをもらって帰りました。息子と少し違っていました。

帰宅後、あまりにもショックすぎて、ネットで、日本人のアメリカでの歯医者の体験談を調べまくりました。そしたら、私のように、日本できちんと検診を受けていたけど、アメリカで銀歯の奥の虫歯を何本も指摘されて治療した、という体験談を発見!酷いケースだと、銀の被せ物や詰め物全てを治療しないといけない、というケースもありました。私だけでなくてよかった!!!

私の話を夫にしたら、夫は「俺は行かない。俺もディープバイトって言われるよ。」と言っていました(笑) 夫の噛み合わせを見る限り、それは大丈夫そうですが。今の所検診には行っていません😓



以上、アメリカでの初めての歯の定期検診についてでした。

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