もう2ヶ月前のことになりますが、息子が夏休みに参加した野球のサマーキャンプ、パドレス・キャンプについての記録です。
パドレスキャンプとは?
パドレスキャンプとは、メジャーリーグのパドレスが主催する、少年少女野球&ソフトボール教室。
キャンプとついていますが、お泊まり合宿ではありません。アメリカでは長期休暇中の子供(幼稚園児〜高校生)を対象にした様々なプログラムがあり、それらのプログラムをサマーキャンプ、スプリングキャンプ、などと呼びます。もちろん、本当のキャンプに行くプログラムもあります。
パドレスキャンプは毎年夏休み期間中、週替わりでサンディエゴ各地で開催されているようで、直前には満員になってしまう人気のキャンプ。
性別の制限はないようですが、野球の参加者のほとんど男の子、ソフトボールはほとんど女の子。
↓パドレスキャンプの概要
月曜〜金曜の5日間、午前9時〜午後3時。費用は625ドルで、以下が含まれる:
・現役選手のサイン
・ユニフォーム一式
・リユニオンイベントのチケット2枚 (パドレスの試合のチケット)
・5日間の野球指導
特筆すべきは、子供の5日間の習い事が625ドルという点。10万円近く👀
娘が習っている新体操教室の、5日間のサマーキャンプは250ドルでした。(一時帰国中だったので、娘は参加していません。)
パドレスキャンプの参加を決めた理由
そんな、超お高い習い事に参加することに決めた理由。
渡米後、息子は「(時間的にも精神的にも)余裕がないから」という理由で、習い事は一切拒否。息子は野球好きで、春は野球シーズンでしたが、それも拒否。放課後は友達と遊んで走り回っていたし、現地校と補修校の宿題で時間もなかったし、無理してやる必要はないと思って何もやらせていませんでした。
夏休みは一時帰国でほとんどサンディエゴにいないので、何もやらないつもりでしたが、息子のお友達のママが「野球のサマーキャンプを考えてる」と言っていたので、どんなものがあるか調べてみました。
すると、近隣で一時帰国後に参加できそうなキャンプが二つありました。パドレスではない方は、4日間で350ドルくらい。パドレスキャンプは1日多くて、現役選手のサインがもらえるなら、高すぎる訳でもないような気もしました。
息子に打診してみると、「パドレスキャンプに行きたい。友達がいかなくても、一人でもいいから行きたい。」と珍しくやる気に。
夫に聞いたら「いいんじゃない。」という返事。
1年間何もやっていなくて息子の習い事代はゼロだったので、年間の習い事代に換算したら高すぎることはない。知らない環境に行くのをためらいがちな息子がせっかくやる気になったので、いい経験になるだろうと言うことで、参加を決めました。
キャンプ参加の5日間
一時帰国から戻った翌日からパドレスキャンプスタート。時差ボケが心配でしたが問題ありませんでした。
支給されたユニフォーム。ズボンはやたら薄く、スライディングをしたらすぐに破れそうでしたが、5日間もってくれました。スライディングはしていない?
学年ごとにグループに分かれ練習。各グループ20人くらい×8学年くらい?
コーチはおそらくほとんどが大学生のバイト。女性もたくさんいました。
初日は、着いた子から練習をしていたのですが、コーチがテニスボールをラケットで打ってそれを取る練習をしていて、こんなので大丈夫かと不安に…。息子を迎えに行ったら、「楽しかった」とのことで、5日間楽しんで参加できそうと一安心。
ところが、2日目の夜、ご飯を食べている時に、息子が「苦しい、息ができない。」と言い出し一騒動。救急病院に行かなくてはいけないかもと思いましたが、なんとか落ち着き、夜は一応夫が隣に付き添って就寝。その日初めて食べたものもあったので、アナフィラキシーショックだったのかもしれませんが、病院に行かなかったので分かりません。
翌朝は元気でしたが、朝食を食べていたら、また「苦しい」と言い出し、野球に行くのを心配し始めた息子。1日25,000円の練習を簡単に休ませるわけにもいかず、なんとか説得して、少し遅れて息子を送って行きました。
私は息子を送った後すぐに帰らず、1時間くらい練習を見学し(と言っても遠すぎて見えない)、大丈夫そうだったので一旦帰り、3時にお迎え。この日はマイナーリーグの選手が来ていて、帽子にサインをしてもらえたらしく、息子は「大丈夫だった、行ってよかった」とのことでした。25000円無駄にせずに済んでよかった😂
4日目は、朝は普通に行ったのですが、昼過ぎにキャンプから電話があり、息子が迎えにきて欲しいと言っているとのことで、13時過ぎに迎えに行きました。
どうやら、休憩中に、友達からヒマワリの種をもらって食べたら苦しくなったとのこと。「イヤ、食べるなよ😑 」
というのも、最初の騒動以降、ほとんどのものが飲み込めないと言うので、数日間は果物、ゼリーなど飲み込みやすいものしか食べないようにしていていて、お弁当も食べても大丈夫なものだけ持たせていました。
↓3日目のお弁当。ブドウとパンは残してきました。日本から持ち帰った萩の月は「口の中で溶けるから食べられる」そう。
それなのに、ヒマワリの種なんて食べたことないし、お米も飲み込めないのに、どう考えたってヒマワリの種はダメでしょう。でも、「みんなが食べていて美味しそうだった」のだそう。
早退した日は試合があったので、参加できなくて残念でした。家に帰ってきてからは普通に元気に過ごせたので、最終日は少し不安でしたが遅刻せずに参加。そして、途中で変なものも食べずに、最後まで参加できました🙌
息子はその後1ヶ月くらいお米を食べない日が続き、9月に入ってからもお米は少なめ、納豆や繊維の多い野菜は嫌がって食べませんでいした。一度夫の小児科医の友達にビデオ電話で相談に乗ってもらい、「もしかしたら扁桃腺が腫れて飲み込みにくいのかも」という意見をもらい、息子はその説を信じて、9月中旬くらいまで食べないことへの言い訳にしていました。お菓子は食べるのにお米は食べないという不思議。お米が食べられないのは本当に困ったものでしたが、今はすっかり元通り。ここ数日は「ご飯がうまい。納豆食べていい?」などと言っています。
一騒動はありましたが、とっても楽しかったようで、来年も参加したいと言っています。(もちろん来年は参加しません。)
最終日にはパドレスのピンバッジをもらって帰ってきました。息子のチームは試合で勝ったので2つピンバッジをもらいました。(息子がどこに置いているのかわからないので写真はなし。) 毎年参加すると、2年目、3年目、…のピンバッジももらえるらしいです。
期待していた現役選手のサインは、最終日にはもらえず、「本当にもらえるのだろうか」と心配になりました。
リユニオンイベント
キャンプに申し込む前には、リユニオンイベントが何か分からなかったのですが、結果的にはパドレスの試合のチケットでした。
候補日が二つあり、対戦相手を見て9月4日のチケットを申し込みました。息子の友達も同じ日のチケットにしたので、試合当日は友達と一緒に観戦に行くことに。
試合前日に、「パドレスキャンプ参加者限定で、試合の前に選手のインタビューセッションを開催する」とメールが来て、試合開始の3時間前にペトコパークへ。お友達のパパは試合開始の直前にしかいけないとのことで、夫が息子とその友達を連れてインタビューセッションへ行きました。
センターの後方に設けられたインタビュー会場。ちゃっかり子供達だけ前の方に陣取ったそう。
インタビューはピッチャーのブレイク・スネル選手。今年のサイ・ヤング賞候補の選手らしいです。
サインをもらえるかも、と期待していましたが、サインの時間はなかったそう。
インタビューの後は席へ。5階席の上の方。
暇だったので、子供達だけでフィールド近くへいき、相手チームの選手のサインをゲット。
1階や2階の席は、チケットがないと入れないはずですが、子供だけだと見逃してくれるのかも?友達と一緒だったからこそできたワザ。サインは、以前エンジェルスにいた選手(誰か忘れた)らしく、息子は知っている選手。お友達がその選手のサインボールの値段を調べたら、100ドルで売っていたそうです。
その後は、友達のパパも加わり、4人で最後まで観戦し、夜8時頃帰宅しました。息子にとっては、とっても楽しい一日になりました。
リユニオンイベントが終わっても、現役選手のサインはまだもらえていないまま。
このままもらえないのでは、と心配になり、パドレスキャンプの事務局にメールをしたら、「もうすぐ写真と一緒にサインを送ります」と返事がきました。
その後待つこと半月くらい、ポストにサインが届きました。
ダレコレ???
チームの選手一覧を調べてみて発見!今年メジャーにデビューしたルーキーのトム・コスグローブ選手でした。
現役選手のサインと聞いたら、ダルビッシュがいいなとか、タティースJRがいいな、とか親子で期待しちゃっていましたが、さすがにそのクラスの選手ではなかったです😞
そういえば、息子の友達が誰のサインを貰ったのか、まだ聞いていなかったので、聞かなくては。
以上、息子が参加したパドレスキャンプについてでした。
現役選手のサインがなかなかもらえなかったのと、息子の食べられない病気があったのとで、ブログに書くのが遅くなってしまいましたが、ようやく書けました!
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