息子の「世界一最悪な日」

2022/11/16

子供のこと 日々のこと

 昨日、アメリカに来て初めて、息子を床屋に連れて行きました。


渡米直前に散髪して以来、2ヶ月半が経ち、髪を切りたいと少し前から何度も言うようになり、床屋についてリサーチ。


日系の情報サイトに掲載されているお店を調べると、カット(+シャンプー)が35〜50ドルで、それにさらにチップ。息子の散髪に5000〜7,000円はないなぁと思い、私か夫が切ることを息子に提案するも却下。(一応私は小さい頃息子の髪を切ったことがあるし、夫はいつも自分の髪をバリカンで刈っています。)


ローカルの床屋を検索すると、たくさんあるものの、ネットには値段が書かれておらず(多分地域によって値段が違うから)。それらの床屋の名前をもとに、日本人のブログを検索すると、違う州だけどチップ込みで25ドル前後らしいので、とにかく近いお店に一度行ってみようと息子に言い続け、息子はあまり気乗りしていなかったけど、オンラインで予約をして行っちゃいました。


行ったのは、Great Clipsというチェーン店。オンラインでチェックインをし、自分の番が近くなるとSMSで連絡が来ます。連絡が来たらすぐにお店へ行き、5分も待たないうちに呼ばれました。


息子の担当は金髪のお姉さん。

前回日本で切った直後の息子の写真を見せると、襟足とサイドはバリカンね、バリカンの番号わかる?」と聞かれました。

番号は分からなかったので、前回は日本で2ヶ月半くらい前に行った。」と伝えたら、「3番かな、いや、多分2番ね。OK。」と言って、カットを開始。

後で調べると、アメリカの2番は、日本の6mmくらいで、息子が日本で切ってもらっていた時と同じ長さでした。ちなみに、バリカンはClipperというそうです。


息子がカットされている様子を、少し離れていたところから娘と観察。以下、私と娘の会話。

「あれ、なんか切りすぎじゃない?」

「ちょっと段差がありすぎ」

「タラちゃん(サザエさんの)みたいになってる」

「あ、よかった、揃えてる」

「え、まだ切るの?」

「もみあげ切っちゃってる」

「なんか息子下向いて嫌そうな顔してるね」

「息子には何も言っちゃダメだよ」


切り終わって、「どうですか?」的なことを言われるも、「OK」としか言えなかった私。息子はちょっと泣きそうな顔。首や耳には髪の毛が大量についたまま。。


お会計は、キッズ料金の20ドルで、このカットにチップはいるのだろうかと思ったものの、一応チップ3ドル払いました。(後で調べたら、50ドル以下の場合、チップは5ドルが相場みたいです。)


息子は、車に乗るなり

「もう最悪、世界一最悪な日だ。もう絶対にあの店には行かない、最悪、最悪、」

と嘆いていました。


でも、切り終わってよくよく見ると、仕上がりはそこまで悪くなく、素直に、「そんなにおかしくないよ」と声をかけました。息子も、家に帰ってしっかり鏡を見たり、写真で後ろを確認したりして、

「そんなに悪くないかも。また行くなら同じとこでいいよ。」

と言って落ち着きを取り戻し、息子の世界一最悪な日は、20分くらいで終わったのでした。


ところが、今朝起きて改めて鏡を見て髪のセット(?)をした息子は、

「やっぱり最悪。あの店はもう絶対に行かない。あのおばさんなんでこんなに切ったの?帽子被ると前髪が変だし。」

などと騒ぎ、憂鬱そうに学校へ行きました。


次の散髪はどうしよう。

(私と娘は1年くらい切らなくてもいいので一時帰国で日本で切る予定で、夫は自分で切っているので、問題は息子だけ。)


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