8泊9日ヨセミテ&ザイオンの旅⑭7日目後編 〜グランドキャニオン・ノースリムのサンセット〜

2025/10/29

2025年 6月 ヨセミテ&ザイオン 旅行

ヨセミテ&ザイオン旅行、7日目の記録後編です。

きです。よかったら①から読んでください。

⑬(7日目前編)ではザイオン国立公園からグランドキャニオン・ノースリムへ向けて出発したところまで書きました。


午後の記録を書く前に、ノースリムの山火事と、我が家の不運について書いておかないといけません。

ノースリムの山火事2025年7月4日に、落雷が原因でDragon Bravo Fireが発生。7月13日にはノースリムの歴史的建造物であるグランドキャニオン・ロッジやビジターセンターを焼く尽くした。非常に大きな火災で、約60000ヘクタールが焼失し、100%封じ込められたのは9月29日。山火事発生当初は2025年中はノースリムは閉鎖とされていたが、10月1日から一部区域がオープンされた。
↑NPSのサイトで公開されたロッジの写真

山火事のニュースを知った時はすごくショックで、信じられない気持ちでいっぱいでした。このロッジは本当に素晴らしく、ロッジから見た景色は、我が家が行った国立公園の絶景ランクングトップ5に間違いなく入る景色でした。

本当に残念ではありますが、山火事の1ヶ月前に行くことができた我が家はとてもラッキーだったと思います⭐️

ラッキーではありましたが、旅行運がどん底の2024年からまだ上がりきっていなかったようで、実は(山火事に比べれば)ちょっとした不運がありました。

我が家の不運(ノースリム編)※①計画編に書いたように、グランドキャニオン・ノースリムではグランドキャニオン・ロッジに泊まる予定で予約していました。が、なんと、停電で泊まることができませんでした😭

6/4(4日目)
 グランドキャニオン・ロッジが停電で閉鎖されていることが発覚😨
夫が旅程を確認していた時に気づきました。6/1から停電が起きていて、トレイルは行けるけど、ロッジやビジターセンターはクローズ中とのこと。復旧を期待してその日は何もせず。
6/5(5日目) ロッジから予約のキャンセルメールが届く
マンモスレイクスのビジターセンターにいる時にキャンセルメールが届きました。まだ2日あるから復旧するかもしれないけど、ノースリムから車で1時間くらいのJacob Lake Innに空きがあったので予約。
6/6(6日目) 復旧の連絡はなし
6/7(7日目) 朝ロッジから予約確定メールが届く
特に説明のない、予約確定メールだけが届きました。電話で確認しようとするも全く繋がりませんした。恐らく停電は復旧して宿泊できる状態になったと推測するも、Jacob Lake Innは当日ではキャンセルできません。仮にグランドキャニオン・ロッジに宿泊できる状態だったとしても、流石にキャンセルできるはず。選択肢は3つで、結果的に②になりました。
①Jacob Lake Innの予約を捨てて($228)グランドキャニオンロッジに泊まる($400くらい)=1泊$628、
②グランドキャニオンロッジはキャンセルしてJacob Lake Innに泊まる=1泊$228、
③両方使う=1泊$628

実は③の方向に気持ちが傾いていたのですが、ザイオンの川歩きの後だったので早くシャワーを浴びたくて、ノースリムへ行く途中にあるJacob Lake Innでシャワーを浴びました。部屋に荷物を運んで、濡れた服を干したら、その後グランドキャニオンに荷物を運ぶのが面倒になり、荷物なしでノースリムへ向かったのでした。ノースリムはやっぱりその日から宿泊できるようになっており、フロントで事情を説明してキャンセル&返金してもらいました。
※我が家の不運には、ジャスパー編クルーズ旅行編高速道路編その1高速道路編その2等があります。

前置きが長くなりましたが、以下ザイオンの後の記録です。


PM 2:15 カナブで昼食
ザイオン・ビジターセンターから1時間20分ほどでカナブに到着。

カナブは3回目で我が家にとっては割と馴染みのある街で、2ヶ月前に泊まったばかり(1回目2回目)。今回はランチ休憩。

行ったのはBrown Boxというサンドイッチ&アイスクリームのお店。評価が高いので気になっていたお店ですが、昼間しかやっていなくて過去2回は行けませんでした。

レビューではどれも美味しいということで、サンドイッチ、サラダ、スープ、Kanookie(温めたクッキー生地にアイスクリームを乗せたもの)を注文しました。

注文したものは全部すごく美味しかったです。カプレーゼサンドとスープは絶品。Kanookieも、私と子供たちはクッキードー好きなので、美味しく頂きました😋 日本ではあまり食べられない甘味です。

美味しかったし、腹6分目くらいだったのでおかわりしたかったけれど、この後まだ買い食いする予定なので我慢しました。

カナブ滞在は45分くらいで、15時頃宿に向けて出発🚗


PM 2:40 ホテルにチェックイン(時差+1時間)
カナブから宿までの道を通るのも3回目。

この日の宿はJacob Lake Inn。ここへ来るのも3回目。
Dragon Bravo Fireでここも焼けてしまうかも、と心配していましたが、避難勧告は出ていたものの、このエリアには火が来なかったようで、今も営業しています。よかった☺

そう、ここは、我が家お気に入りのクッキーが売っているところ。ロッジ併設ということは知っていたので、グランドキャニオン・ロッジからキャンセルメールが来たときに、迷わずここを予約しました。

チェックインできるまで少し時間があったので、クッキーを買ってロビーで待ちながら食べました。カナブでランチを控えめにしたのはこのクッキーを食べるためでした。甘いものを食べた後だったので感動するほどの美味しさではなかったけれど、やはり美味しい😋

15時過ぎにチェックイン。

シャワーを浴びて、ナローズで濡れた服をテラスに干して、少し休憩。16時半頃ノースリムへ向けて出発🚗


PM 5:55 グランドキャニオン・ノースリム
Jacob Lake Innからノースリムまでは、ずっとこんな景色。途中バイソンの群れがいてビックリ。「バイソンはいいや」と写真は撮らず。イエローストーンのバイソンより小さめでした(多分)。

↓パークサイン。サインからすぐのところにゲートがありましたが、誰もいませんでした。

パークサインから20分ほどでビジターセンターに到着。ビジターセンターは18時クローズで、着いたのは17時55分。ギリギリでジュニアレンジャーブックをもらうことができました!(グランドキャニオンは、サウスとノースで冊子もバッジも別のものが用意されています。)

↓泊まる予定だったロッジのキャビン。ほとんど人はいませんでしたが、何組かは宿泊しているようでした。

↓まずは、ノースリムで一番人気のブライトエンジェル・ポイントへ(多分)。

↓しかし、トレイルはクローズされていました。残念😭



PM 6:15 グランドキャニオン・ロッジ
気を取り直して、ロッジのラウンジへ。

お土産物屋さんもレストランも閉まっていましたが、ラウンジは開放されていました。ノースリムといえば、この光景。

停電のおかげでほとんど人がいなくて貸切状態。特等席でゆっくり写真撮影できました!

なんとも贅沢な時間。

ガラス越しの景色も良かったけれど、過ごしやすい気候だったので、日が沈むまでラウンジのすぐ横のテラスでのんびり過ごしました。

↓山火事後のテラスとラウンジ。(画像はWikipediaのDragon Bravo Fireのページからお借りしました)

子供たちはずっとテラスでジュニアレンジャーのアクティビティをやったりゲームをやったりしていましたが、私と夫は交代でロッジ内外を散歩。ノースリムは標高2400mくらいあるため、ちょっと階段を登るだけでも息切れしました。


PM 7:00 夕焼けを見ながら夕食
この日の夕食はカップラーメン。Jacob Lake Innでお湯を沸かして持参しました。

カップ麺にお湯を入れて待っている間に、親切な人が家族写真を撮ってくれました。

ほとんど人がいなかったからこその、テラスの特等席でカップラーメン🍜 停電のおかげです。味はともかく、この旅で一番思い出に残る夕食になりました。

テラスからは夕日は見えなかったので、夕食後に、夫と2人で夕日を見に行きました。

夕日を見に行きましたが、グランドキャニオンは、太陽ではなく、太陽の反対側のキャニオンを見るのが正解です。

↓こちらはテラスからの眺め。

↓三脚忘れちゃったけど、どうにかスマホを立てて、タイムプラスで色が変わっていくところを撮影中の私。(夕日を見に行っている間も撮影していました)

↓こちらがタイムプラスで撮影したもの。20分くらい撮影しましたが、もうあと10分前から撮りたかった…。

この日の日没は19時44分。マジックアワーもキャニオンを見ていたかったのですが、Jacob Lake Innまで1時間以上かかるので諦めました。


PM 7:50 ノースリムを出発
最後にロッジのエントランスを撮影。

日没から真っ暗になるまでは意外と長く、ホテルに戻るまでの半分くらいは明るい道のドライブでした🚗

ホテルに着く21時頃にはすっかり真っ暗になっていましたが、無事に到着。グランドキャニオン・ロッジに泊まっていたら、星空を見に行くつもりでしたが、Jacob Lake Innは森の中にあるので諦めて22時頃就寝😴 どのみち満月に近かったので、星空鑑賞日和ではなかったと思います。



以上、7日目の記録後編でした。
つづく。

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